なぜ?
機内モードって通信全般をオフにできるものじゃないの??
YouTubeはネット接続が基本だから、見れないのでは???
試しに一度、YouTubeの使用を止めて、インターネットに接続しなければならない他のAppでSafariを開いてみよう。
※試したiPadはWi-Fiモデル。
「機内モードならWi-Fiの接続を遮断するはずだから、Safari(ブラウザ)でネットを見ることができないはず…。」
Safariを上にスワイプしてAppを終了し、仕切り直し。
ホーム画面に戻り、もう一度Safariを開く。
あれ?ネットが見れる。検索できる!
ほー。最近のWi-Fiは機内モードにしても、なんかよくわからんレベルの技術で通信ができるんだ!(???)
…なんてエセ科学を妄想。口に出さなくてよかった…。
もう結果はお分かりの通り、タイトルの【】内に書いてありますね。
そうです。
私の勘違いです。
調べたら、普通にWi-Fi接続が有効になっていました。
自分の勘違いが分かったので、機内モードについて調べてちょこっとまとめてみました。
興味があったらお付き合いください。
機内モードを有効にするということ
「機内モードをスマホやタブレットで有効にすると、通信(モバイルデータ通信やWi-Fi接続)を全て遮断できる」
私はこのように考えていました。
実際には、機内モードを有効にすると停止される通信は以下の通り
- Wi-Fi
- Bluetooth
- GPS(位置情報)
- モバイルデータ通信
通信を停止することにより、メールを送ることはもちろん、通話やインターネットを閲覧するなど、通信が必要なアプリが使えなくなり、俗にいうオフライン状態になります。

iPadでなったので、違うOSでも試してみました。
試したのは、自分のスマホ(OSはAndroid)。
スマホで機内モードをタップして有効にしてみる。
そうしたら、Wi-Fiとキャリアのデータ通信が両方ともOFFに。そうそう、これこれ。
iPadでも両方ともこうなるはず…。
Appleのヘルプを調べてみると、こんな記述が…。
機内モードでWi-FiとBluetoothを使う
航空会社で許可されている場合は、機内モードの間にWi-FiやBluetoothを使用できます。それぞれ個別に有効にするだけで使えます。
~略~
機内モードの間にWi-FiまたはBluetoothをオンにした場合、機内モード中にオフに切り替えない限り、機内モードを次回使う際もオンになります。
引用:iPhone、iPad、iPod Touch、Apple Watchで機内モードを使う(Apple)
ふむふむ。
これを読むと、以前に自分で機内モードにしたときのWi-Fiを有効にしたままの設定が端末に記憶されていた、ということですね。

…犯人は過去の自分じゃん!
もう一度、iPadで機内モードを有効にする
- STEP1コントロールセンターを表示して
- STEP2機内モード、Wi-Fi、Bluetoothの全てが有効になっているのを確認します。
3つとも有効になっています。 - STEP3その後、Wi-Fiだけをオフにします。
- STEP4一度、機内モードをやめる。
機内モードをオフにすると自動的にWi-Fi接続。 - STEP5また、機内モードをオンにすると、お!Wi-Fiがちゃんとオフになる!
目を凝らしてよく見ると②~⑤は時間の経過もちゃんと写っています。(´∀`*)ウフフ
これで、その前の設定が記憶されているというのが分かりました。賢い。
※ちなみにスクショを何度か取り直したので、①だけ日付が違います。②~⑤の画像は同じ日に撮影です。
機内モードが有効なのにどうしてWi-Fi接続できるのか、その理由は飛行機に乗るときにあった
機内モードを使う場面とは皆さんがご存じの通り、飛行機内です。
使用は推奨されていないので電源をオフにするか、機内モードを有効にします。
なぜかというと、スマホの電波が精密機械に影響を及ぼすのでそのためです。
参考:電子機器類の使用に関するご注意(JAL)
ケータイやスマホ、タブレットだけでなく他にもスマートウォッチや電子書籍端末などWi-Fi接続が基本になっている製品って結構ありますね。
「それなら、機内ではスマホでネットもできないの?」
という疑問を持つ方はいらっしゃると思います。
普段から飛行機を利用する方なら、もうこの疑問の答えを知っているかもしれません。
でも、知らない方のために。
国内の航空会社のJALとANAでは、どちらもWi-Fi接続サービスが提供されています。
そのサービスを利用すれば、機内でもネットが利用できます。
※メールアドレスが必要、アプリのインストールが必要など、利用するのにいろいろと条件があります。詳しいことは各サイトを確認してください。
これが、機内モードを有効にしてもWi-Fi接続ができる理由だったのですね。
機内で利用できるWi-Fiは、あくまで航空会社が提供しているWi-Fiです。
※持ち込んだモバイルWi-Fiルーターは使用不可。
日常生活でも機内モードを有効に活用する
外出先では何度か使用する場面に遭遇しますが、自宅でも活用できる場面も。
- 充電速度をあげたいとき
- バッテリーの節約をしたい時
こういったときは、機内モードをオンにします。
便利ですね。もっと早く知っておけば良かったなぁ。
iPadだけではなく、もちろんiPhoneやAndroid端末でもOK。
まとめ
機内モードを有効にしても、Wi-FiやBluetoothをオンに設定できることが分かりました。
- 飛行機内では、アナウンスがあったら、機内モードを有効に。
- 自宅でもスマホやタブレットの充電中にも。
「機内モードにしたのにYouTubeが見れてしまう!ネットできる!」という勘違いから始まった記事。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
少しでもお役に立てたのなら幸いです。では。
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