新しい体温計を買ったのでレビューです。
購入したのは、シチズンの「電子体温計CTE507」。

比較対象としてオムロンの「電子体温計MC-170」が登場します。
シチズンの体温計の感想だけにしようと思ったのですが、比べて見ると結構違いがあって面白いなと思ったのでちょっと記事に登場してもらいます。
純粋な比較対象ではないのですが、電池交換方法の違いや液晶を2機種並べてみたことを書いています。
お時間あればお付き合いください。
それではどうぞ!
CITIZEN(シチズン)電子体温計CTE507をレビュー
まず初めにシチズンの「電子体温計CTE507」の簡単な特徴を書いていきます。
一口に『体温計』と言っても色々種類がありますよね。
例えば、額にかざして検温する非接触タイプだったり、脇にはさむまたは口に挟む接触タイプといったもの。
それぞれ計測方法や体温計の形状そのものにも違いがあります。
今回の記事で紹介するシチズンの「電子体温計CTE507」は接触タイプのわきに直接はさんで検温するタイプのもの。

我が家では長らく、この形の体温計を愛用しています。
ちなみに「電子体温計CTE507」はわき専用ですので、口内での使用はNGです。
ですので、口にはさんで測るタイプの体温計がいい!といった希望の計測方法がある場合は、製品購入時に測定する場所が「口内専用」なのか、わき・口内どちらも測れるのか事前に確認しといた方がよさそうです。
計測時間は約30秒で予測検温。
脇にはさんで約30秒後に「ピポピポピポピポ…」というブザー音で検温を知らせてくれます。
日々の検温なら予測検温で十分ですが、そのまま検温を継続し10分後には実測検温も可能で(約10分後に再度「ピポピポ…」と実測検温が終了したことを知らせるブザー音が鳴ります。10分は長いですが、風邪を引いたときは実測式で正確な体温の計測もできたほうがいいですよね。)
私は久しぶりの体温計の購入だったので知らなかったのですが、この予測検温+実測検温というのはシチズンに限らず、他メーカーもそんな感じみたいですね。

もちろん実測検温のみの体温計も販売されています。
1,000円未満の製品が多いのでお手頃価格。
ですが、10分待たねばなりません…。
防水なので水洗いも可能です。

電源の切り忘れ対策のオートオフ機能も備わっています。
20分後に自動的に電源が切れるそう。
新しくシチズンの「電子体温計CTE507」を購入するまでの間、我が家はオムロンの体温計を使っていました。

オムロンの体温計MC-170は実測式。計測音が鳴るのはわきに挟んで3分ほど経過してから。
いたって普通の体温計です。
製造年は2015年。
日々の検温では問題なく使えていたのですが、2023年5月頃に体温を表示する液晶部分に液漏れ?のような黒いシミが現れました…。7年以上使用していたのでこういったことも出てきますよね。
ちょうどそろそろ買い替え時かな?ということで体温計を新調することに決めました。
予測検温で30秒の計測時間ははやい
シチズンの電子体温計の中で予測検温の秒数ごとに商品が展開されています。
15秒・30秒・60秒。
この中から30秒を選んだのですが、その購入基準ですが、60秒だと少し長すぎるし15秒だと少し値段が高くなるので…(差額は300円ほど。)といった理由。
今まで使用していた電子体温計が計測完了までに3分ほどかかっていたので、30秒の計測時間が速いと感じるのは当たり前かもしれません。
検温時は体を動かさずじっとしていることが基本姿勢。なので計測時間は早めなのは嬉しい。
この記事で紹介しているCTE507より値段は少し高め。
30秒は長いと感じている人へ。
電池が単4形アルカリ電池なのでボタン電池より交換しやすい◎。
その分値段もお高め。
電池はボタン電池のLR41
電池はボタン電池の『LR41』です。

電池交換の方法ですがシチズンの電子体温計CTE507はコインで回すタイプなので、小銭があればいつでも開けられます。

対してオムロンは小さなドライバーを使用してカバーを開ける仕様となっています。
これは結構な違いではないでしょうか?

因みに市販の小さなドライバーを使って開けていました。

眼鏡用のドライバーです。
こちらのメリットは、本体とねじの色が違うので見た目にもはっきりと違いが分かるのが特徴です。
でもねじが小さいんだよなぁ。
ちなみにオムロンMC-170もシチズンCTE507も同じ『LR41』のボタン電池です。
『LR41』は直径が1㎝以下なので非常に小さい。
購入前に電池交換のことも考えて体温計を選んでもいいかもしれません。
『LR41』より大きいボタン電池と言えば…、例えば『CR2016』や『CR2025』、『CR2032』など。これらのボタン電池は直径20㎜の幅なので少し掴みやすいかも…。
それでも小さいと感じる方は、『単4形アルカリ電池』を使った製品がいいかもしれません。
電池が単4形アルカリ電池なのでボタン電池より交換しやすい◎。
失敗談|電池カバーを開ける時に逆に回してしまった
この記事の画像を見ていたらもうすでにお気づきかもしれません。
裏側の電池カバーが大変なことになっています。
これは完全に私のせいです。
電池交換の際に回す方向を間違えました…。

自分の中では開けようと試みていたのですが、実際は閉める方向に硬貨を回していたのです。
あほですね…。
体温が表示される液晶はこんな感じ
さて、今度は液晶に映し出される体温の数字の見やすさについてです。
まずはシチズンの「電子体温計CTE507」の感想から。
比較的、文字は太目で液晶の幅も大きめにとってあります。

見やすいと感じます。
対して、オムロンの「電子体温計MC-170」の液晶はどうでしょうか。液晶の高さは少し狭く、文字の太さも「電子体温計CTE507」と比較して細い印象です。
だからといって劣っているわけではありません。

オムロンの体温計の液晶は文字色が濃く見やすいので液晶の小ささもあまり気になりません。
2機種を並べてみました。

文字の小ささは気になりません。
みなさんはどちらの方が好みですか?
体温計って一度買うとなかなか買い替えないので比較する機会がありませんでした。
比較して見るとこんなに違うのかとびっくりしました。
裏側の印字の見やすさはどう?

家電製品なら本体にメーカー名や型番などの基本情報が印字されている製品は多いですよね。
自分で初めて大型家電を購入したときは製造情報をあまり気にしませんでした。
ですが、故障した時やネット買取に出す場合はこういった情報を必ず確認するものなのですね。
製品自体が良いものなら、同じメーカーや同じ型番(年数が経っているのなら後続の製品)をまた継続して買いたいと思うタイプなので、製品に型番などの情報の印字がしっかりとされていると助かります。(メーカーを覚えることはできていても型番まで把握し続けることは大変。家電って増えていきますし。それぞれ同じような英数字の並びなので、ごっちゃになっちゃうし。そんな時すぐに確認できると便利ですよね。)
さて、シチズンの「電子体温計CTE507」の製造情報の話に戻ります。
本体を裏返すと
- 型番
- 電池の種類
- 製造番号
- 製造年
- 製造元
が印字されていることがわかります。

製品自体が細いので全体的に印字は小さめです。
型番や製造番号の文字サイズは大きめな印象です。文字色がグレーで色が薄い印象があり、はっきりと見やすいとは断言できません。
それでは、オムロンの「電子体温計MC-170」はどうでしょう?

オムロン「電子体温計MC-170」の製品情報はシールに印字されたものを本体に貼り付けてあります。文字は小さめですが文字色は黒で見やすいと感じます。
それでは2機種を並べて比べてみます。

こうしてみるとオムロンの「電子体温計MC-170」の方が文字サイズは小さめですが、見やすさは圧倒的ですね。
ストラップを付けることも可能|付属ケース
本体を収納するケースにはストラップを付けられる穴が開いています。

壁にかけておいたり、外に持ち運ぶ場合は便利ですね。
体温を測ってみたら…あれ?1発目でエラーが鳴る|エラー2の詳細
早速使ってみました。
まずは電源ボタンを押して…

電源ボタンを押してすぐに脇に挟むと「ピーッピーッピーッ」と3回音が鳴る。
「あれ?検温できた時の音は”ピポピポ”じゃなかったっけ?ブザー音が違う…。」

すぐに脇から体温計を取り外して液晶の表示内容を確認してみると…

エラーだ。エラー2の模様。
すぐさま同封されていた紙の説明書を確認してみます。
そこにもしかしたらこれかな?と思い当たることが書いてありました。
エラー2の原因はこんな感じです。↓
・測定前の周囲温度が高くありませんか?
・連続して測定していませんか?
・℃が点滅する前にわきの下にはさんでいませんか?
引用:シチズン電子体温計CTE507、CTE509:わき専用予測式(30秒)+実測式CTE707、CTE709:わき専用予測式(15秒)+実測式 取扱説明書 より
ふむふむ…。原因は1つじゃないのね…。
「あっ。そういえば、℃が点滅していることを確認せずにわきに挟んじゃった…。」
今回はこれがエラーの原因っぽいですね。
というわけで、今度は液晶画面の右側に表示される「℃」が点滅したことを目視で確認してから検温に進みます。

もし、それでもまたエラー2になったら違う方法で対処してみましょう。
先端を水で冷やしてから再度測定するのがいいとのことです。
あれ?そもそも、検温の際にはどんなことに気を付ければいいのでしょうか?
ふと気になり取扱説明書をまた確認してみると、「こんな時は正しく測れません」との一文が。
ちょっと気になりますね。
取扱説明書から抜粋しますね。
こんな時は正しく測れません
●入浴・運動・飲食直後など
●わきの下以外での検温
●正しい位置に入ってない場合
●汗をかいた状態
●起床直後
●検温中に動く
引用元:CTE507|シチズン・システムズ 取扱説明書 より一部抜粋
この中の行動に当てはまってることがありました…。
「飲食直後」とか「検温中に動く」とかも結構やってるかも。
もしかしたら、それも原因なのかな?
もっと詳しく知りたい方はCTE507|シチズン・システムズの取扱説明書を確認してみてください。もう少し詳しく理由も書かれているので。
あともう1つ、私が検温に失敗した時に思い当たったことは、
- 脇に衣服が挟まっていないか注意する
ということ。
ちゃんと脇に挟んだのに何度もエラーになると思ったら、Tシャツが検温の邪魔をしていたみたいです。
「そんなの当たり前じゃん!」と笑われてしまいそうです。
ちなみに正確な検温方法は製品に付属する紙の取扱説明書にしっかりと書いてありますし、シチズンの公式サイトでも取扱説明書のPDFが公開されていていつでも見れるようになっています。
シチズンの電子体温計って結構種類がある…他の機種を紹介を簡単に
私事なんですが、体温計を購入しようと家電量販店に足を運んだ時に困ったことがありました。
今使っている体温計と同じわきにはさむタイプを購入しようと考えたいたのですが、体温計が並ぶ商品棚に目をやると「同じ形をした電子体温計が何種類もある…!何が違うの?明確な違いは何なのかは把握せずにお店に来ちゃった…。どうしよう?」
と、どの体温計を買おうか判断に迷ってしまい、結局その時は何も買わずにそそくさと帰ってきてしまいました…。
シチズンだけでも体温計は秒数や機能別に何種類も展開されています。
ちょっとシチズンの電子体温計の特徴から型番を並べてみました。
もし同じように迷っている人の参考になるかもしれません。
- 計測のスピードは15秒が必須?→CTE709、CTE707
- 先端が曲がるタイプ→CTE709、CTE707
- 暗いところで見ることを想定しているのならバックライト機能が欲しい→CTEB502
- 婦人用・口中専用+バックライト付き→CTEB503L
- できるだけ安い値段&10分待つことができる→CTA319
- 額にかざして1秒で検温→HL710H
- ブザー音だけでは不安…。振動でも知らせて欲しい+バックライトで液晶を見やすく→CTEB720VA,CTEB718V
- スマホのアプリで管理したい。→CTEB723CA
ざっとこんな感じです。
余計に迷ってしまいそうですね。
メーカーは違うのですがBluetoothで検温の記録を取りたい…という場合は、オムロンの選択肢も出てきます。アプリ「オムロンコネクト」で連携。

こちらの体温計は
・口でくわえる
・起床後すぐに検温
・バックライト液晶搭載
・アラーム機能搭載
まとめ
シチズンの「電子体温計CTE507」のレビューでした。
「今までオムロンを使っていたからちょっと他社の物を使ってみよう」と考え、購入対象に上がったのは今回紹介したシチズンの体温計です。
購入の決め手は、電池交換する際にコインでカバーを開けられること。
他のメーカーの商品も検討したのですが、シチズンの方は商品画像に必ずといっていいほど、体温計本体の裏側の電池交換を画像で掲載していました。
「高齢の家族もいるし、部屋もちょっとごちゃごちゃして少し(?)散らかっている。もし、ねじ(現在の体温計の電池交換はねじを外す方法)が無くなったら困るな…。」と懸念していたところに、この説明はわかりやすい!と思いました。
オムロンの方は電池交換の仕方が商品画像の並びに見当たらなかったので、もしかしたらセールスポイントではないのかもしれませんね。
↓もちろんオムロンも公式サイトで電池交換の仕方をPDFで公開しています。
そんなこんなでシチズンの「電子体温計CTE507」の購入に至ります。
ですが、前まで使っていた体温計と比較してみたら、同じ体温計なのにメーカーによってこんなに違いがあるの?といった発見があり、以前使っていたオムロンの「電子体温計MC-170」を本記事に登場させました。
おかげでシチズン体温計を単体でレビューするよりもわかりやすくなりました。オムロンさんありがとう。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。では。
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