Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)を2020年1月末から利用しています。
継続してサービスを利用しているので、使ってみた感想を書き綴ってみようと思います。
Kindle本やKindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)の利用を考えているけど、まだ使ったことがない人に「こんな使い方でこんな生活になるよ」と伝えるものです。

Kindle Unlimitedとは?
電子書籍に興味がない人でも、Amazonの大型セールでは「Kindle(キンドル)」、「Kindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)」などは目にしたこともあるはず。
Kindle Unlimitedとは、月額980円で対象タイトルが月20冊まで読み放題のサービス。
パソコンやスマホのブラウザでKindleストアを覗くと、Kindle本の上に「Kindle Unlimited」というバッジが一緒に表示されていますね。
「読み放題で読む」をクリックまたはタップで本を借りることができます。
次にKindleアプリを開くと先ほど選択した本の表紙がホーム画面に並び、タップして数秒待つと電子書籍が開き、すぐに読み始めることが出来ます。
本の返却も簡単。
読み終わったら、電子書籍の表紙を長押し。
するとメニューが開くので、「本の利用の終了」または「Kindle Unlimitedに返却」をタップします。


WebブラウザからAmazonにサインインして「マイページ」からも本の返却ができます。
これで本の返却は終了。
読み放題で借りた本の履歴も残ります。
月20冊まで同時に借りておくことができるので、自宅にいる時にあらかじめKindle本をWi-Fiでダウンロードをしておき、電車での移動時間や外出先で何冊も読むこともできます。
どんな本が読めるの?
小説や新書、技術書、洋書、マンガ、ラノベ、雑誌などのジャンルがあります。
映画の原作小説や話題の本などは読み放題で読めることが多いと感じています。
私は、月刊誌やファッション雑誌が気軽に読めるので重宝しています。
Apple製品好きなら、MacFanやflick!
パソコン雑誌なら、週刊アスキーやMr.PC、DOS/V POWER REPORT
自動車雑誌なら、Motor Fan、ニューモデル速報、Carトップ、ベストカー、driver(ドライバー)、月間自家用車、SUBARU MAGAZINE、ドリフト天国
など。
自分が普段読んでいる雑誌が、Kindle Unlimited対象タイトルか確認しておきましょう。
AmazonのKindleストアで雑誌名を入れて検索してみてください。
一度、「読み放題」で雑誌を読むと、関連雑誌や最新号も表示されるようになります。
Amazonのアカウントに登録しているメールアドレスに「Kindle Unlimitedニュースレター」も届きます。

読みたい雑誌が4,5冊以上あるのならおすすめです。
対象タイトルはKindleストアに出てくるおすすめだけではありません。自分で検索して探しに行ったりします。
必要な物
Kindle Unlimitedを使い始めるのに必要な物です。
家にWi-Fi環境があると電子書籍のダウンロードがはやいです。
Kindle本によっては、Wi-Fiでのダウンロードを推奨しているので私は正直に従っています。
我が家の通信環境は、光回線+Wi-Fiルーター(据え置き)。
光回線だと何冊もダウンロードして通信量が多くなっても光回線の料金内におさまります。
関連記事
・スマホ1台だけの生活から自宅に光回線を導入。ドコモ光×GMOとくとくBBのレビュー
ただ、自宅に光回線や固定回線の契約はなくて通信環境がスマホのみという人も。
大容量プランに入っている、例えばドコモの5Gギガホプレミアを契約している人なら、通信量無制限なのでデータ通信量を気にする必要はありません。(テザリングし放題ですし。)
ですが、多くの人が余裕のある大容量プランを契約しているわけではありません。
小容量プランのギガライトを契約している人や格安SIMを契約している人は、事情が違います。
通信量が多くなりすぎると困るという人も。
そういった場合、借りる前にKindle本のファイルサイズを確認することをおすすめします。
AmazonのKindleストアで電子書籍の「登録情報」にファイルサイズの記載があります。


事前にファイルサイズを確認して、今月の通信容量の上限内で収まるか計算してみましょう。
料金の支払い方法は?
- クレジットカード
- デビットカード
- あと払い(ペイディ)
- Amazonギフト券
- 携帯決済
が利用できます。
【ドコモ回線】d払いで決済できる
私はドコモユーザーなので、Amazonの決済方法をd払いに設定してます。
電話料金合算払いなのでAmazonの買い物の代金とスマホ料金が一緒に引き落とされています。
Amazonでd払いにする際の注意点は、ドコモ回線を契約している方でspモードまたはahamoを契約していること。
【NTTドコモ】Amazonでのお支払いはd払い
私の場はKindle Unlimitedの支払いもd払いなので、月額の利用料金の980円にdポイント(通常)が4ポイントたまります。
Amazonで買えるすべての商品が携帯決済を利用できるの?という疑問が湧いてきますが、Amazonのヘルプに答えがあったので引用させてもらいます。
携帯決済を利用できない商品
以下に関するお支払いでは、携帯決済をご利用いただけません。
・amazon.co.jp ギフト券
・一部のデジタルコンテンツ(Kindle本、Kindle Unlimited、Amazon Music Unlimited、Prime Videoチャンネル以外)
・ライフ/バローでのご注文
・Amazonフレッシュでのご注文
・Amazon Payご利用分のお支払い
・定期おトク便のご注文
引用:Amazonヘルプ&カスタマーサービス 携帯決済を利用できない理由より
d払いでいくら使ったのかを『My docomo』の「データ・料金」で確認できますし、Amazonには注文履歴が残るので「何を買ったか」をいつでも確認できます。

【d払い】料金はいつ引き落とされる?どこで確認?
引き続き、私の場合ですが…
- Amazonアカウントで注文履歴を確認
- ドコモからレシートメールが届く
- My docomoで「ご利用履歴・お支払い明細」を確認
Amazonアカウントで確認
Amazonにログインして、「注文履歴」を確認して、Kindle Unlimitedの注文日を確認できます。

d払いは?
d払いで買い物をするとドコモメールにレシートメールが届きます。
そのレシートメールに決済内容が記載されています。
ドコモメールのメッセージRに「【d払い】ご利用確認メール」という件名で届きます。
レシートメールが届くタイミングとd払いの引き落としのタイミングが違うので注意しましょう。
実際に引き落とされるのは、ドコモの利用料金と一緒です。(支払い方法を電話料金合算払いに設定しているため)
このレシートメールには明確に「Kindle Unlimited」という文字の記載はなく、決済内容には「Kindle本」と書かれています。
これ少しわかりづらいですよね。
他にも【ご利用日】や【加盟店名】が一致するかで確認しています。
ドコモのレシートメールで自身の決済内容を確認できますが、自分のKindle Unlimitedの契約自体の内容はどこで確認できるのでしょうか?
My docomoにログインして確認する
My docomoではドコモで契約しているプランや基本料金などが確認できます。
そこでd払いで支払った金額も見れます。
My docomoにログイン>ご利用料金の「詳細を確認」>「ご利用明細」>電話料金合算払いの「ご利用履歴・お支払い明細」をタップして自身の「ご利用履歴」を確認してみてください。
(※「戻る」ボタンを押してMy docomoのページに戻ってから、ログアウトしましょう。)
Amazonにサインインで自分の契約内容を確認できる
Amazonの「アカウント&リスト」から「お客様のKindle Unlimited」のページに行き、自身の契約内容を確認できます。

「あれ?毎月いくら支払っているんだっけ?」と疑問に思った場合もここで確認できますね。
解約方法は?
「お試しで使ってみたけど、合わなかった。解約をしたい。」といった場合も。
Kindle UnlimitedはAmazonの公式サイトから解約できます。
どの端末で読む?複数端末での利用も可
Kindle Unlimitedを契約するのなら専用の電子書籍端末=Kindleリーダーが必要なのでしょうか?Amazonで販売されているKindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)やKindle Oasis(キンドルオアシス)などの専用のKindleリーダーやFire HDなどのタブレットを買わなければならないのか?
そんなことはありません。
これらの端末を持っていれば大丈夫。
- スマホやタブレットはKindleのアプリをインストールして使います。
- パソコンはKindle for PCをダウンロードします。Win版、Mac版ともにあります。または、Amazonにサインインして、Kindleの「マイページ」の「利用中の本」の「今すぐ読む」をクリックすれば、そのまま読み始めることができます。(「今すぐ読む」をクリックすると、Kindle Cloud Readerが開き、そのまま読めます。)
アプリ自体は無料で使え、Kindle本の購入で支払いが生じます。
※iPadはアプリ内購入は出来ないので、ブラウザからKindle本を購入する必要があります。
専用のKindle端末を最初から用意しなくても、今持っている端末から試して読んでみることができます。

ただ、もうすでに「Kindle欲しい!e-inkで読んでみたい!」という人もいますよね。
そういった場合は、Kindle端末の購入をおすすめします。
3か月分のKindle Unlimitedつきオプションがおすすめ。

Kindle Unlmitedを申し込むタイミングのおすすめは
- Amazonのサイトからすぐに申し込む(30日間無料で試せる)
- KindleやKindle PaperwhiteなどのKindle端末を購入するときに、Kindle Unlimited3か月分つきのオプションを付ける
- キャンペーンで安くなっているときを狙う
こんな感じです。
iPadとKindle Paperwhiteを併用して読書を楽しんでいます
身近な端末でKindle Unlimitedを利用できます。
実際にこの記事を書いた私はどうなのかというと、iPadとKindle Paperwhiteの2つの端末で読んでいます。

複数端末で楽しめる!
両方とも同じAmazonアカウントで同期しているので、手元の端末を変えても読書の続きが楽しめます!
UIの違いが少ないので違和感なく操作できていると感じます。
少し細かい違いがあるのですが私はあまり気になりません。
「2台も必要?」って疑問に思いませんか?
iPadとKindle Paperwhiteでそれぞれが得意とする電子書籍の特徴に合わせて使い分けることが出来ます。
iPad…雑誌・固定レイアウト型(フィックス型)が得意
Kindle Unlimitedでは多くの雑誌が提供されています。
雑誌は暇つぶしにもなるので、旅行や出かけた際の待ち時間などに最適です。(重さ以外…。)
Kindle Appはオフライン(Wi-Fiをオフにする・機内モードにする)でも読めるということもメリットです。
やはり、iPadならディスプレイがきれいなので写真の多い雑誌は見やすいです。
Apple Pencil(アップルペンシル)でノートをとりながら読書もできます。

iPadのマルチタスク機能のSplit View(スプリットビュー)で2つのAppを画面分割して表示させられます!
また、ラジオアプリや音楽アプリなどの音声メディアをバックグラウンドで再生しながら同時にKindle Appで読書ということも可能。
こういった使い方をできるのはタブレットのメリットですね。
そして、ページめくり、拡大/縮小などのジェスチャのレスポンスが速いです。こういった快適で速い操作性はiPadが得意とするところで、Kindle Paperwhiteにとって苦手な部分になります。
Kindle Paperwhite…小説や文庫本などのテキスト主体タイプ(リフロー型)が得意
カラーが苦手。
特に不満点として挙がるのが、写真のグラデーションや灰色のテキストや画像が見づらいと感じます。
※全ての画像が見づらいというわけはありません。見やすいものもあります。
白黒のコントラストがはっきりと分かれたタイプの電子書籍を読むのに適しています。なので、テキストがメインの小説が得意だなと感じます。
Kindle Paperwhiteでは雑誌や固定レイアウト型の電子書籍は向いていません。この部分はiPadが得意なので任せています。
どちらもKindle Unlimitedを契約していれば、端末から本の入れ替えが行えるのも魅力です。
iPad 読み終わったら、Appのホーム画面に戻り、本の表紙を長押しして「本の利用を終了」をタップ。
Kindle Paperwhite ホーム画面で本の表紙を長押し、「Kindle Unlimitedに返却」をタップ。
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本屋に行く回数が減った
読み放題だと、「ちょっと読みたいな」と思った本を気軽に読むことが出来ます。
「え?そんなの本屋に行って立ち読みすればいいのに!」と思った方がいるかもしれません。
書店に行くのも楽しいですが、最近はハードルがあがってしまい、足を運ぶことがほとんどなくなりました。
理由は
- 歩いて行ける距離にも書店はあるが、品ぞろえが悪くなってきた
- 大型書店に行くまで車で5分以上かかる
という感じです。
電子書籍の生活に足を踏み入れてからは、手元(iPadやKindleの端末から)ですぐに本が手に入る(=読めるよう)になったので、こういった不便さが解消され助かっています。
書店に通わなくなったデメリットももちろんあります。
それは、「本屋でどの本を読もうか悩む時間」を持たなくなったことや外出の言い訳が減るということです。
この時間って結構、良い出会い(知らないジャンルの書籍など)がありました。電子書籍は便利ですが、本屋さんで売っているのは書籍だけじゃないんですよね。
- 世の中の流行が分かる
- 自分の好み以外のジャンルがこんなにもあるのか…ということが実感できる
- 実際に手に取りページをめくり商品を吟味してからの購入が可能
書店はこういった場所を提供していてくれたんですね。
同じ感覚はネットではなかなか味わえません。
今までとは違う書籍との出会い方を模索する必要がありますね。
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まとめ
Kindle Unlimitedを契約してみての感想になります。
簡単にまとめると
- 複数の端末でもKindle Unlimitedは楽しむことができる
- 解約もネットで手軽に
- オトクに読みたいのならキャンペーン中に申し込む
- Kindle端末の購入も同時に検討しているのなら、Kindle Unlimited3か月分つきのオプションがおすすめ
こんな感じです。
そして、月額980円という価格ですが、私は毎月5冊ぐらい読んでいるので妥当かなと思います。
ネット環境があれば、家の中で本を借りる・返却が完結するので非常に楽です。
ただ、読みたい本がKindle Unlimitedにないこともあり他の読み放題サービスも気になっています。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。では。
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