ネットに繋がっていればラジオを聴くことができる。
以前はラジオを聴くためには「ラジオ受信機」が必要でしたが、今はインターネット環境とスマホがあるのなら簡単にラジオを聴くこと出来ます。
(今でも防災ラジオやラジオ専用機は販売されてますよね。)
ラジオを聴く事ができる端末というのは、スマホだけではなくタブレット、PC、スマートスピーカーなど。
その中でもタブレットのiPad(アイパッド)でラジオを聴く方法やおすすめのラジオアプリを書いてみました。
この記事では
- ラジオ番組をiPadで再生するのに必要な物
- おすすめのラジオアプリ
- iPadで聴くメリットは?
- ラジオだけじゃない!?音声メディアは他にもある!
といったことをまとめてあります。
「iPadでラジオを聴きたい!」という人の参考になれば幸いです。
iPadでラジオを聴くならアプリ?それともブラウザのSafariから?

まずはiPadでラジオを聴くためには何が必要なのか。
ちょっと整理してみます。
※iPadの「設定」の「位置情報」はオンにしておく。
「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」をオンに
「なんでもかんでも自分の位置情報を提供するのは嫌!」という人は設定を確認して、「常に」になっていたら、「このAppを使用中のみ許可」に設定しましょう。
さて必要な物がわかったら、次はどの方法で聴くか?です。
iPadでラジオを聴く方法で私が知っているのは2つ。
どちらの方法もネット環境&位置情報が必要です。
インターネットが必要?ラジオ聴取のデータ通信量はどのくらい?
ラジオを聴くためにネット環境が必要となると、どれだけデータ通信量を消費するかが気になりますよね。
”ネット環境”と一口に言っても人それぞれ。
自宅にWi-Fi環境があるか、またはモバイルデータ通信オンリーなのか。
例えば、自宅に光回線を契約していてiPadをWi-Fi接続にすれば通信量は実質無制限なので、光回線の料金で収まることになります。※従量課金制を除く。
こういった自宅のネット環境の人もいれば、iPadのセルラーモデルを購入して、データ通信SIMだけを契約して運用中…という方もいますし、モバイルWi-Fiを契約しているといった場合もあり得ます。
またスマホのテザリングを利用するという方法も。
データ通信量の上限を気にするといった場合もあるでしょう。
契約しているデータ通信プランが大容量であれば、あまり心配する必要はありませんが、小容量のプランを契約しているのなら日々のタブレットで消費する通信量は気になるところ。
- 毎日、午前中の4時間(または午後)ずっとラジオを流していたい。
- 平日の日中(7~8時間)は毎日ラジオを聴きたい!
といった毎日ラジオを長時間聴く場合は、当然データ通信量の消費は気になります。
タブレット端末では他にもゲームをしたり、ネットで調べものをしたり、SNSを見たりする、ということを忘れちゃいけませんよね。
この点に関して、radikoのヘルプにちょうどいい回答があったので引用させてもらいます。
Q radikoで番組を聴くのにデータ通信費(パケット通信量)はかかりますか?
A 回答
はい。radiko(ラジコ)で番組を聴く際にはデータ通信を行いますので、3G・4G・5G回線に接続している場合、データ通信費(パケット通信量)がかかります。
ご自宅などのインターネット回線などにWi-Fi接続を行っている場合も聴取可能です。
※定額回線をご利用であれば、それ以上の回線料はかかりません。
スマートフォンアプリのradiko(ラジコ)を利用した際のデータ通信量の目安は以下のとおりです。
一般的なスマートフォンアプリで2時間連続で番組を再生した場合、約81MBの通信量を消費します。
7GBに達成するまでの再生時間は約214時間、1GBに達成するまでの再生時間は約30時間となります。
またradiko(ラジコ)は128kbps以下の環境でも利用することが可能です。
引用元:radiko ヘルプ
”1GBに達成するまでの再生時間は約30時間”ということは、単純計算で毎日1時間radikoでラジオ番組を再生すると30日で1GBに到達する…ということになります。
週に1日、1時間の番組を毎週聞くぐらいならそれほど通信量を消費しませんね。
デメリットも…。
デメリットはネット環境がないと聞けないこと。
位置情報も必要なこと。
おすすめのラジオアプリ
ラジオを聴くために必要な物がわかったら、今度はおすすめのAppの紹介です。
おすすめするAppは2つ、radiko(ラジコ)とらじる★らじるです。
それぞれのAppの特徴を書いてみます。
無料で楽しめる!radiko
会員登録をしなくてもラジオ番組を再生できるので、気軽にAppをインストールして聴くことができます。
聴取方法はApp、ブラウザ版どちらからでもOK。
気になる番組を選んで「再生ボタン」をタップするとすぐに再生できます。
基本的に無料で使えますが、有料のサブスクもあり。
有料のradikoプレミアム会員になれば、月額385円(税込)で日本全国のラジオ局が聴き放題になります。
Webブラウザ版は、「Safari」>「radiko」と検索>番組をタップ>「再生する」をタップ→ラジオが聴けます。
ブラウザ版→radiko
好きな番組を登録しておいて放送直近に通知してくれる「マイリスト」という機能があります。

App Storeで「radiko(英字の方が検索に引っ掛かりやすい気がします…)」と検索>「入手」
iPadでradikoを開くと画面サイズが小さい。縦置きがおすすめ!
iPadのradiko Appは仕様なのか、iPadを横置きにしているとAppの表示が小さく、画面いっぱいに広がりません。

右下(矢印が2つ対角線に並んでいる)のボタンで少し大きさを調整できます。


「う~ん。もうちょっと見やすくしたいなぁ。何とかならない?」
改善策ありますよ!
それは、iPadを縦置きにすること。
そうすると表示自体が広がり、ボタンなどがタップしやすくなります。

iPadを縦置きできるスタンドを利用すれば解消できます。
「いやいや縦置きは難しいなぁ。iPadは横置きで使いたいんだよ。」
そういった場合はブラウザ版をおススメします。
アプリとはちょっと使い勝手が違いますが、基本操作は同じ。

Webブラウザ版・アプリ版の両方とも試して、自分が操作しやすい方を使うのもありですよね。
エリアフリーって?
私は関東在住なので、エリア外である中部地方のCBCラジオや近畿地方のABCラジオを聴取できません。
なので、これらの放送局をradikoで聴くにはプレミアム会員の登録が必要になります。

地元から遠く離れた場所へ転勤となり「今まで聞いていたラジオ番組が聴けない!」といった場合は、エリアフリーにして転勤先でも楽しむことが出来ます。
転勤だけではなく
- 地元を出て県外の大学に通うことになった
- 結婚してまったく違う土地にすむことになった
- 移住した
などといった場合も。
ところで地元のラジオ番組って懐かしいですよね。
えっ?
そんなことない?
私は地方に住んでいるのですが、地方だとクルマ移動が基本なので熱心なラジオリスナーでなくても運転時にラジオを流します。
特に意識しなくても番組名はしっかりと覚えていたり…。
司会の人の名前を何となく言えたり…。
あるあるだと…思って…います…。
ニュースが聴きたい!NHKらじる★らじる
NHKのラジオ放送が聴きたい人向けです。そのまんまですね。
ラジオ第1・ラジオ第2・NHK-FM・聴き逃しが聴けます。
こちらもApp・ブラウザ版どちらでもOK。
ブラウザ版→NHKラジオ らじる★らじる
Webブラウザ版は、「Safari」>「らじる★らじる」または「らじる」と検索>番組をタップ>「再生」アイコンをタップ→ラジオが聴けます。

Webブラウザ版は読み物の「読むらじる。」がアプリより見やすいです。
今放送している番組も聴けますし「聴き逃し」もあり、番組を事前に予約して通知が来るようにすることもできます。
「聴き逃し」はすべての番組が聴けるわけではありませんのでご注意ください。
ですが「聴き逃し」は好きなラジオ番組がある人にはありがたい機能。
例えばこんな時。
- いつもは時間通りに番組を聞いているけど、都合悪く急に予定が入ってしまい、聞くタイミングを逃してしまった。
- 運転中にカーラジオでNHKのラジオを何となく聴き流していたけど、気になる曲や聞き逃したくないゲストが出演していてもう一度聴きたい。
などです。
日にちや時間が分かれば、その時聞いていたラジオ番組が分かります。
らじる★らじるApp>「番組表」を確認して、番組の「予約」や「番組サイト」(ブラウザへ飛びます。)
ここで純粋な疑問が、「らじる★らじるで提供されているラジオ番組はいつまでもずっと聴けるの?」
答えは、「いいえ」。
番組はいつまでも聴けるわけではなく、らじる★らじるの「聴き逃し」で配信されるのは1週間と期間が決まっています。
外国語学習者の強い味方のNHK第2放送
らじる★らじるの特徴は、radikoでは聞けないNHK第2放送が聴けること。
高校講座や基礎英語、語学講座や外国語ニュースを放送していて語学学習者の強い味方です。
- 平日の午前中は毎日、○○語講座を聴きたい(または決まった時間に)
- 夜は基礎英語で勉強予定
など番組の放送スケジュールを生活に組み込んで勉強したい人はらじる★らじるが便利。


iPadはノート・メモAppも充実してます。

【メリット1】ラジオアプリはバックグラウンド再生が可能
基本的にアプリは閉じてしまえば音声は止まります。
YouTube Appなどそう。
試しにiPadでYouTubeAppを起動し動画を再生中にAppをスワイプしてホーム画面に戻ると、音声も動画も止まる。
※YouTubeをバックグラウンド再生させたいなら、YouTube Premiumです。
ですが、ラジオアプリはバックグラウンド再生ができるのでラジオ番組を再生したままAppをスワイプしてApp画面を閉じても、再生は継続されます。
※Appを終了するタスクキルはしていない前提です。
「ちょっとラジオの再生を止めたいのだけれど…」
- 音声を停止したいのなら「停止」ボタンをタップする
- またはAppを終了する(iPadの場合は、スワイプ操作2回で終了できます。まず、下から上に向かい画面半分まで指をスワイプしAppが縮小されるので指を離す。Appが小さく表示されるのでもう一度上にスワイプする。この時のコツは指を軽く払うように動かすこと。)
- それかコントロールセンターを開き、「停止」ボタンをタップする
バックグラウンド再生のメリットは、ラジオアプリで放送を聞いていても他のAppを操作できること。
ラジオを聴きながら、Webで検索、Apple Pencilでメモをとる、文章作成や電子書籍で読書を楽しむなど多様な使い方が出来ます。
【メリット2】画面オフにしてもラジオはそのまま聞ける
ラジオを再生中にトップボタン(長押しすると電源を切ることができるボタン)を軽く一度押してスリープ状態にし、画面をオフにしてもラジオを聴き続けることが出来ます。
Appでのラジオ再生でも、ブラウザでのラジオ再生どちらの再生方法でも画面オフにしても音声は止まりません。
これって何が便利なのか?
私の例ですが…テーブルの上にPCとiPadを並べています。
こういった時にiPadの画面をオフにすると、画面が真っ暗になり目から入る情報を減らしPCの画面に集中することができる…と思ってます。
PCの作業に集中したいけど何か耳が寂しい…といった時はラジオや音声のみのコンテンツが作業のお供にピッタリです。
まだまだある!他の音声メディア
ラジオ放送とはまた違うけれど、音声メディアは他にもあります。
こちらもインターネット環境ありき。
配信する側は著名人だけでなく、YouTubeで活躍している配信者や個人で配信している方もいます。
聞くだけではなく、配信も可能。
Podcast(ポッドキャスト)

Voicy(ボイシー)
![Voicy [ボイシー] - 音声プラットフォーム](https://is1-ssl.mzstatic.com/image/thumb/Purple122/v4/00/5a/cc/005accc3-e521-172d-924f-0da231e50141/AppIcon-1x_U007emarketing-0-7-0-sRGB-85-220.png/512x512bb.jpg)
stand.fm(スタンドエフエム)

関連記事
まとめ
以上がiPadでラジオを聴く方法でした。
- インターネット環境がある
- Appを使うか、またはブラウザ版で聴くか
- メリットは画面オフでも再生可能、他のAppを開きながらバックグラウンド再生できる
- デメリットはインターネット環境が必要なこと。
動画などの視覚と聴覚の両方で楽しむコンテンツもよいですが、音声のみの耳で楽しめるコンテンツも十分魅力的です。
ラジオは放送日時が決まっているのでライブ感があります。
個人的な意見ですが、これって曜日感覚が鈍くなりやすい私にとってはありがたい。
他にも、最近ではラジオで放送した番組を公式がYouTubeに後でアップしたり、または放送時間と同時にYouTubeでライブ配信をしたり、YouTube視聴者のために延長戦もあったりして、「ラジオ放送」という枠組みにとらわれずラジオ番組の楽しみ方も拡大しています。
話は変わりますが、これを読んでいる皆さんはお好きなラジオ番組は何ですか?
もしあるのならば、お気に入りのラジオ番組名と共にちょっとした思い出のエピソードなどコメントいただければ嬉しいです。
私事ですが毎週必ず聞いている番組は特にありませんが、何か耳寂しいなという時にラジオを流していました。
他には眠れない時などです。

特に眠れない時の夜中の2~5時に放送されている深夜~明け方の番組があってよかったなと感じた出来事があります。
そういう日はなかなか寝付けず目が覚めてしまい、ネガティブな考えが頭の中を占領し始めます。
つらい…。
更に頭がさえはじめ、身体は疲れて眠りたいのだけれど眠れない…。
そんな時、気分転換にラジオを付けるとNHKのラジオ深夜便が流れてきました。
ラジオのスピーカーから聞こえてくるのは、程よい速さでしっかりとしゃべるアナウンサーの明瞭な声。
話すペースも一定で気持ちが落ち着きますし、ほっとします。
静まり返った部屋で一人きり…夜の静けさが更に自分の寂しさや恐怖心が倍増。
自分が感じている不安な空気をラジオから聞こえてくる声が一掃してくれた、という思い出があります。
それではここまでお読みいただきありがとうございました。では。
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